ものづくり企業×13人の若手デザイナー 再構築に幸せをまぶしたものづくり

大野 典子 - Noriko Ohno

1972年 栃木県生まれ
2006年 女性3人のデザインユニット、ansy graphics(アンジーグラフィックス)設立。
グラフィック、パッケージ、テキスタイルデザインを担当。
消費者の視点に立ったデザイン、生活にうるおいを感じることができ、無駄のない豊かさのあるデザインにこだわりを持ちたい。

株式会社 島安汎工芸製作所/間伐材使用の裁縫箱

大正5年創業の和歌山県海南市の紀州漆器メーカー。
現代感覚にマッチしたオリジナルの霞塗や変り根来で伝統的な漆器に新風を吹き込む。

作品について

大人になっても使い続けたい裁縫箱を、
子供たち自身で、ものづくりの楽しさを味わいながら作る。
それは山を育てることに繋がっていた。

テーマの再幸築から、いつまでも永く使い続けたい商品を提案したいと考えた。
初めての裁縫箱は小学校で購入することが多い。
木でできたコンパクトな裁縫箱があったら、一生モノになる。
古びていくのも、また味わいとなり、時がそのモノ自身を美しく変化させるのも楽しみだ。
間伐材を使用し、キットにすることで価格を抑え、図工では子供たち自身が作り、そして家庭科では自分で作った裁縫箱を使用するという「一つで二倍楽しめる学校教材」を 島安汎工芸製作所とコラボレーションした。
地域の木材を使用すると、その地域の気候のもとで育っているため反りづらいそうだ。
地域材を使い、地域の山を循環させる商品の一つとして育ってほしい。

商品解説

裁縫箱の中皿に穴が開いていることで、下箱にいれる針山に針を刺したまま収納できる。
世界遺産の熊野のひのきの間伐材を使用するため、ひのきの香りも楽しみの一つ。

藤為金網篩製造所/スリッパ

明治4年創業の天神橋筋商店街でオーダーメイドの金網加工を行う工房。
老舗料亭やメッキ加工に使う金網、オリジナルのパスタの金網等を製造する。
職人の技で用途に応じた様々な形を自由自在に創り出す。

  • 〒530-0041 大阪市北区天神橋3丁目2-26
  • 電話 06-6351-4700 FAX 06-6358-4658 AM8:00〜PM6:00 定休日:日曜、祝日

作品について

冬を楽しむためのギフトに

冬には温かいスリッパを履きたい。
自由自在なカタチを金網で作れる職人技で、羊毛フエルトで作るスリッパの型を作っていただきました。
羊毛シートを巻き付けると、履いて楽しい、眺めて楽しいスリッパが出来上がります。

商品解説

スリッパの角で棚に引っ掛けて、スリッパの後ろを魅せる!(スリッパの底は天然皮革の革が貼ってあります)という今までにないコンセプトの商品だったのですが、試作一号では角が低かったため、クリームのようなカタチで角が足りず、引っかかりませんでした。そこで、次に角を1.5倍にして試作。これも角がまっすぐで引っかからない状態でした。

そこでタイムアウト。今回はコンセプトどおりのスリッパは出来上がりませんでしたが、そこにはなんともユーモラスなスリッパが出来上がっていました。

ギリギリまでの試作ですので、スタジオの撮影は間にあわず!
会場でできあがりをご覧ください。

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